とある母さんの育児記録

育児メモブログ

卒園式3日前

3月17日は長男の幼稚園の卒園式だった。

 

今年はインフルエンザの流行が早い時期からあり、熱が上がらず気付かないという厄介なタイプのB型が特に多かった。

園でも罹患した子の殆どはB型でA型はチラホラ。2月にはピークを迎え、隣のクラスは遂に学級閉鎖に。3月に入ってからは減ったものの、しつこく数名がインフルエンザでお休みしていて、そのうち何人かは2度目のB型という悲惨な状況。長男の友達2名は2度目のインフルエンザで卒園遠足に行けなかったのだから、本当に気の毒…。

 

そんな状況だったので、心配性の私は長男の体調管理に細心の注意を払って行動した。

元気に卒園式を迎えるぞ!という一心で、徹底的に手洗いうがいを敢行させ、人混みは避け、それどころか外出も控え、兄弟に常にマスク着用を義務づけた。

 

長男は週に一度スイミングに通っているのだけど、同じスイミングに通うママ友(ひとつ前の記事で私と同じくオウトロックという商品を購入していた友達)から「この前プールサイドで嘔吐してる女の子がいたんだよ!」という話を聞いて、卒園式直近のスイミングは振替ようと心に決めていた。

 

迎えた卒園式3日前。

予定通りスイミングは振替たものの、その日は天気も良く暖かい日だったので、降園後元気のありあまる兄弟と家で過ごすのもなんだなーと思い2人分のキックボードとおやつを持って近所の公園まで自転車を走らせた。

 

公園ではキックボードに乗り、おやつを食べ、公園でやっていたイベントに参加したりして過ごすこと数時間、そろそろ帰ろうとなった時にいつものように「あと1周しておいで」と兄弟に声をかけた。2人はキックボードに乗り、兄は左回り、弟は右回りといった具合に逆方向に進み始めた。

 

下の子はまだ3歳なのでそちらばかりを目で追っていたら、メソメソ泣きながら長男が戻ってきた。どうやら転んだらしい。

大したことないだろうと思い、2人を自転車に乗せて帰る支度している間も「痛い…」と泣きベソの長男。それでも気にせず帰宅して、マンションの駐輪場で自転車から降ろそうとした時にまだ痛いと言ってくるではないか。

傷を確かめようと洋服を捲ってみると、傷はない、どころか赤味すら帯びてない。

それなのに、腕を上げようとすると痛いと言う。

これは…なんかやばそう…という直感を信じて家から一番近い整形外科に連れて行った。

 

 

 

「右肘の下のところの骨にヒビが入ってますねー。これは骨折で間違いないでしょう。」

 

 

 

と。レントゲン写真を見せながら先生が話してくれたのだけど、壁にかけられたカレンダーを見て気味の悪い笑いが止まらなくなってしまった。

 

こんな事なら大人しくスイミングに行ってりゃ良かったな…ハハハハハ。

 

先生の話では完全にヒビがくっつくのは4週間程度ということで、卒園式どころか入学式もこの姿で出席するのか…と、苦笑いが止まらなくなったのである。

 

 

 

 

帰宅直後はこちら…

 

 

 

 

 

 

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卒園式前日、幼稚園で会う年長保護者のリアクションがとても面白かった。

まるで幽霊を見てしまったかのようにみんなおずおずと絶妙な表情を浮かべて、「足じゃなくてよかったね」とか、「インフルエンザじゃないから式には出れるから良かったじゃない」と、苦しい感じに慰めてくれた。ありがとう…。

 

 

 

迎えた、卒園式当日…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 うん…。

 

 

 

 

 

良い記念になったな。

 

 

 

 

当の本人はハートが強いので、大したこととは受け止めておらず、むしろみんなの注目を集めて得意げでした。

そして「なおったらすぐにキックボードにのりたい!」と申しております。

 

 

憂い。